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東北自動車道と仙台市泉区

最初にこちら、「仙台に行って来ました。」をご覧下さい。

【東北自動車道】

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とにかくガソリン不足との戦い。
東京(新宿)→仙台市内→東京(新宿)の行程において、一番ガソリンの確保が容易だったのは都内。
東北自動車道のSAのガススタは、ほとんど閉鎖。
福島以北の被災エリアに入れば入る程、給油可能性はゼロに近くなる。
給油が出来ても、緊急車両限定だったり、レギュラー上限2000円など、制限有り。
高速を降りても、仙台市中心街で、高速道路上と同等レベルの雰囲気。
※ このブログを書いている3/28現在も、状況はあまり改善されていないと聞きました。

高速を降りたら、現地の人の生活圏なので、被災者では無い我々は
現地の方々や、滞在支援を行う支援者のためにガソリンを回すべく、給油は避けた。

また、緊急車両届は、一般車両の通行が許可されるようになった現在も事実上必須と思って良い。
全てが緊急車両優先。
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東北自動車道。
自衛隊、消防・レスキュー、警察・機動隊などの緊急車両が全国から集まって来ている。
また、物資輸送のトラックが多い。
一般車両もよく見ると後部座席やラッゲージルームに物資積載している。
これだけでも、普段の高速道路じゃないことを実感。

SAのガススタも軒並み閉鎖。

栃木県から福島県に入ると、急激に路面状況が悪くなる。
突貫工事で補修が行われた後、路線開通したのだろう、地震の揺れの激しさを物語る。
速度100km/hでもかなりバウンドするくらい道路が波打っていたりして、
宮城県に近づくにつれ、制限時速が80km/h→50km/hと規制が厳しくなっていた。

東北新幹線の架線。那須塩原を過ぎた辺りだったと思う。
3月29日現在、東北新幹線はまだ那須塩原〜盛岡間の復旧は完了していない。

路面状況同様、福島県に入ると、徐々に屋根が壊れている家が散見し出す。

【仙台市泉区】


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仙台市泉区。仙台中心街からみて内陸側のベッドタウン。
地震の揺れは相当だったそうで、やはりライフラインは全て止まったそうだ。

「津波に飲まれた人達の事を思えば、何のこれしきって思って、みんな我慢しながら
譲り合いながらやってるよっ!」
と興奮気味に語ってくれたのは、現地の福祉系NPOの代表。

水なんかは、災害時の給水施設になっている付近のエリアは断水はしなかったようで、
そこの住民の方がうちの方に水汲みに来なよと言ってくれて、みんなで共有したそう。
こういう地域の支え合いが大切なのだろうとつくづく感じさせられた。

今はライフラインも復旧に向かっているが、
テレビでも報道されている通り、ガソリンスタンドやスーパーには依然入荷がなかなか無いようだ。

「ガソリンさえあれば、とりあえず大丈夫。遠くても買いに行けばいいし、並んで待てばいい。」

ガソリン不足の解消が目下の急務だ。

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閉鎖中のガソリンスタンド。最低でも12時間待ち、というレベルらしく、
長い車列が数百メートル続いているが、車は全て無人。車を置いて順番をキープしているのだ。


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